35歳以下が急増中!年会費5万円超でも選ばれる「ラグジュアリーカード」が若者に刺さる4つの理由とは?
ファイナンス
高級志向のクレジットカードとして知られる「ラグジュアリーカード」が、いま若者たちの間で静かなブームとなっている。年会費は最も安い「チタンカード」で税込5万5000円、上位の「ブラックカード」が11万円、「ゴールドカード」は22万円。そして、最上級の「ブラックダイヤモンド」に至っては入会金110万円、年会費66万円という破格の金額設定。それでも、2024年の新規入会者のうち約3割が35歳以下、20代の入会者数はこの2年でおよそ3倍に増加しているという。
一見ハードルが高そうなカードが、なぜ若年層の支持を集めているのか? ラグジュアリーカードを運営するBlack Card I株式会社のChief Digital & Marketing Officer、児玉朋雄氏は、4つの要因があると語る。
まずひとつ目は「所有感」を刺激するそのデザインと素材だ。ラグジュアリーカードは金属製で、手にした瞬間の重厚感やマットな質感が高級感を演出。20代のユーザーからは「スタイリッシュで目を引く」「人前で出すと注目される」といった声が寄せられており、カード自体が“ステータスシンボル”になっている。
ふたつ目の理由は「実利性の高さ」。一般的なクレジットカードのポイント還元率が0.5%前後であるのに対し、ラグジュアリーカードではベーシックなチタンカードでも1%以上の還元率を実現。さらに、旅行やレストランでの優待、空港ラウンジの無料利用といった付加価値も豊富で、年会費に見合うメリットがしっかり感じられる点も評価されている。
三つ目は「ライフスタイルにマッチした特典」。若年層のライフスタイルを意識したサービス設計が特徴で、人気レストランの予約代行やホテルのアップグレード、映画鑑賞の優待など、日常の中でラグジュアリー体験を得られるコンテンツが充実。特に「贅沢すぎない贅沢」を求める20〜30代にとっては、自分への投資として魅力的な選択肢になっている。
最後のポイントは「プロモーション戦略の進化」。これまでは比較的年齢層が高い富裕層を中心に訴求してきたが、最近ではSNS広告や動画コンテンツ、地下鉄やタクシー内といったオフライン広告にも力を入れ、若年層へのリーチを積極的に拡大。見た目だけでなく、機能性や日常に寄り添う特典内容も丁寧に発信することで、「自分にも持てる高級カード」としての印象を広げている。
「見た目のインパクトだけではなく、使えば使うほど価値を実感できるのがラグジュアリーカードの魅力です」と児玉氏は語る。
経済的な負担があるにもかかわらず、あえて選ばれる理由がここにある。ステータスと実利のバランスが絶妙なこのカードは、これからも若年層にとって憧れと現実のちょうど中間地点にある存在として、注目され続けることだろう。
