物価上昇の波…約6割が「生活が苦しい」と実感 年代別に見る平均貯蓄額&中央値
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2026年7月の総務省「2020年基準消費者物価指数(東京都区部・中旬速報値)」によると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で2.9%の上昇となりました。さらに、帝国データバンクの「食品主要195社 価格改定動向調査(2026年8月)」では、8月の飲食料品の値上げ品目が1010品目に達し、引き続き物価上昇傾向が続く見通しです。
夏は旅行や帰省、レジャー、季節限定の食べ物や衣類など出費が増えやすい時期。それでも、一年に一度の夏を少しでも楽しむためには、家計管理と上手に付き合うことが大切です。ここでは生活実感と年代別の貯蓄額を確認してみましょう。
厚生労働省の「2024年 国民生活基礎調査」によると、全世帯のうち「生活が苦しい(大変苦しい+やや苦しい)」と回答した割合は58.9%、つまり約6割にのぼります。内訳は、大変苦しいが28.0%、やや苦しいが30.9%。最も多い回答は「普通」(36.5%)ですが、「やや苦しい」と答えた層も3割超、「大変苦しい」も3割近くに達しています。
特に子どものいる世帯では、生活が苦しいと感じる割合が64.3%とさらに高く、そのうち「大変苦しい」と回答した割合は33.9%に上ります。
生活の余裕度を左右するのは収入だけでなく、貯蓄の状況も重要です。金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」によると、単身世帯の年代別貯蓄額は以下の通りです。
平均値 20代:161万円 30代:459万円 40代:883万円 50代:1087万円 60代:1679万円 70代:1634万円
中央値 20代:15万円 30代:90万円 40代:85万円 50代:30万円 60代:350万円 70代:475万円
平均値と中央値の差からも分かるように、貯蓄額には大きな個人差があります。例えば40代は平均883万円でも中央値は85万円、50代では平均1087万円に対し中央値は30万円と、大きく乖離しています。
こうしたデータを見ると、全体の数値に振り回されず、自分に合った現実的な目標を立てることが重要だと分かります。無理のない範囲でコツコツ積み立てていくことが、長期的な家計の安定につながります。
