もはや新型車級!? 明暗わかれる車の「顔面フル整形」なぜ増えている?
自動車
2026年9月1日、トヨタ「アクア」が大幅改良を受け、まるでプリウスを思わせる大胆なフロントマスクに刷新されました。その劇的な変化に「もはや別のクルマ?」と驚く声も多く上がっています。
自動車のモデルライフ途中で外観を大きく変更する「顔面フル整形」は、近年ますます増加傾向にあります。しかし、その効果は必ずしも一様ではなく、販売復調に結びついた成功例もあれば、期待外れに終わった例も存在します。ここでは特に成功を収めたモデルを振り返ってみましょう。
まず代表的なのが、発売から18年が経った今も根強い人気を誇る三菱「デリカD:5」です。2019年の大規模改良でフロントグリルを大型の「ダイナミックシールド」デザインへと変更し、斬新な二段式ヘッドライトを採用。先進的で力強い外観はユーザーの心をつかみ、販売は大きく回復しました。当時、燃費不正問題で低迷していた三菱にとって、デリカD:5の再生はまさに希望の象徴でした。
もうひとつの例は、日産「ウイングロード」の2代目です。1999年に登場した当初は堅実ながらも個性に乏しく、人気はいまひとつ。しかし2001年の大幅改良でフロントデザインを金属的な質感を強調したものに一新し、広告では「メタルのオモチャだ。」とキャッチーなフレーズを展開。結果的に若年層を中心に支持を取り戻し、日産復活の流れを象徴する存在となりました。
このように「顔面フル整形」は、単なるデザイン変更にとどまらず、ブランドイメージや販売戦略を大きく左右する重要な要素となっています。今後もアクアをはじめ、既存モデルがどのように生まれ変わり、ファンを惹きつけていくのか注目が集まりそうです。
