福永選手の転落を受けた甲子園球場の改修検討
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18日、打球を追いカメラマン席に転落する福永(撮影・亀井 直樹)
中日・福永選手のカメラマン席転落を受けて、甲子園球場と阪神は改修を検討し始めた。壁面や配管などの露出部分をクッションで覆う案や、カメラマン席の防護ラバーを拡張する案が挙がっている。選手へのヒアリングを行いながら、最善策を講じていく。 【写真あり】福永が落下した甲子園球場の3塁側カメラ席。壁面や配管など、素材が露出している 阪神電鉄の関係者は、「これまでもその都度、対策をしてきたが、球場に慣れていないビジター選手や高校球児の危険を少しでも取り除くために予防策が必要」と強調した。 アクシデントは18日に発生した。佐藤輝選手のファウルフライを追った福永選手が、減速することなくボールを追いかけて三塁側カメラマン席に頭から転落した。担架で運び出された。井上監督は試合後、「頭部の裂傷による出血」と説明した。翌19日に、福永選手は脳震盪等の特例措置で出場選手登録から外れた。 甲子園のカメラマン席は、他球場に比べて「囲い」が低いのが特徴だ。高さが膝程度しかなく、激突した際に足をすくわれやすい。また、他球場のようにフェンスに体を預けられないため、落下する危険性もある。 実際、24年6月9日の西武戦では、渡辺諒選手(現オイシックス)がファウルフライを追ってバランスを崩し、一塁側カメラマン席に転落して頭を打った。これを受け、球団と球場は25年から囲い上部のクッションを40センチほど拡張し、現在は約60センチ幅になった。また、足場には衝撃を吸収する人工芝のマットも敷かれた。こうした改修には、大山選手の意見が反映された。 しかし、福永選手が飛び込んだ箇所は配電盤が干渉しており、ラバーの拡張が及んでいなかった。仮にラバーがあったとしても、その勢いで飛び越えた可能性がある。プロであっても、目の前の一打に集中すれば「囲い」の存在を見失うことがある。球場の構造上、大きな改修は難しいが、早急なアップデートが求められている。
