家庭用タルタルソース市場が急成長、5年で7割増
ファイナンス
写真:日本食糧新聞社
家庭用のタルタルソースが伸びている。食品スーパーでの販売額は24年までの5年間で7割強の増加を示した。マヨネーズカテゴリー内での構成比も7%に迫る勢いで、有力なサブカテゴリーに育ってきた。
唐揚げなど利用場面拡大
油調品と相性のよいタルタルソースは1960年代から国内ブランドの最終製品が生産・販売されており、マヨネーズ売場のサブカテゴリーとして常時一定のフェースをキープしている。しかし、家庭常備品として定着するまでには至らず、目立った増減のない地味な存在に終始していた。 長期の“無風状態”に変化の兆しが表れたのは20年。コロナ禍での内食回帰でスーパーの惣菜や調理冷凍食品の利用が進むと、家庭でも揚げ物をタルタルソースで楽しむ層が増加。トップシェアのキユーピーが23年に主力「キユーピータルタルソース」の揚げ物との相性を向上させるなど、商品開発を活発化してきたこともユーザーの裾野を広げた。 近年は定番魚介フライだけでなく唐揚げへの活用も拡大。外食トレンドが内食へ波及し、24年のスーパー販売額は前年比12.7%増(RDS-POS全国スーパー実績)、コロナ前19年比71.8%増となった。マヨネーズ全体に占める構成比6.8%まで成長。 キユーピーの寡占市場ながら、「宮崎タルタルソース」(ヤマエ食品工業)や「いぶりがっこのタルトール」(伊藤漬物本舗)などご当地商品も台頭中だ。
